慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科に潜入!

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2012年5月、慶應義塾大学日吉キャンパスにある慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(以下KMD)に伺いました!KMD稲見研究室の小泉さんのご配慮で舘研究室のオープンラボを見学。最先端研究の一部に触れることが出来ました。

 

RePro 3DRePro3Dという空中に浮かぶ3Dキャラクターと触ったりなどのインタラクションの出来るシステムです。指に触覚装置をつけ空中に浮かぶ妖精に触れると、実際に触ることが出来ます。触れると妖精が動き3Dの世界にいるような不思議な気持ちになります。

 

TORSOこれはTORSOという、テレイグジスタンスにおいて操縦者への自然で違和感のない視覚提示を可能とするロボットヘッドです。これだけ見るとまっすぐ伸びたロボット版ニョロニョロ(ムーミン)という見え方もしますが、このヘッドロボットを操縦者が存在するのです。この次に出てくる写真をご覧ください。

 

HMD
これは、ヘッドマウントディスプレイ(以下HMD)システムです。先程の写真に出てくるTORSOというヘッドロボットにより得られた遠隔映像を提示するテレイグジスタンスマスタスレーブシステムの一部です。近未来的な形状のHMDとTORSOはケーブルでつながっており、そこで見えた情報がHMDに映っています。テニスボールをTORSOに当てるとHMDにはボールがぶつかってくる映像が見えます。ということは・・ボールを投げられる瞬間よけることも可能です。(激しくよけると壊れるので、ここはグッとこらえてぶつかってくださいw)

 

テレイグジスタンスって初めて聞く方はこちらをご参照ください。簡単に言うと、自分がいる場所と別の場所にいる人も同じ空間にいるような体験をすること。そのシステムを研究することで、遠隔地にいても身近にいる感覚でコミュニぇーションを図ることが出来ます。ここで紹介できなかったTELESARⅤは薬の調合などの医療分野で活躍しています。この他には人間が入れない場所で遠隔操作して作業するロボットもこの分野に該当しこれから発展が期待されます。

 

TWISTERTWISTERという、水平360度の立体映像提示を裸眼のユーザに対して行う円筒ブース型のディスプレイです。(この写真は円筒の外から撮影しました!)
3Dメガネを使わずに3Dを体験することが出来る360度のディスプレイシステムで、映像はLEDが回転し浮いて見えます。手元にあるハンドルでバーチャル空間の中を歩くことも出来るようです。ここでは実世界にいながらスターウォーズの世界にいる気持ちになれました。この研究が進むと3Dメガネが不要な空間で飛行機操縦や運転体験などもできるのではと思います。個人的には恐竜を倒していくような某ゲームをリアルで体験してみたいです。

 

pen de drawこれは「Pen de Drow」という、空中で絵を描くような感覚で触れる立体映像を作成可能なシステムです。
読んで字のごとくペンで描きます。例えば○(マル)を描くと球を描け、ペンを使うと映し出された球に触れることができます。3Dプロジェクタで映し出された映像を、座標軸が登録されたペンで触るインタラクションです。幼稚園や小学校、博物館や科学館にあると、大人気になる可能性が高く、仕組みも一緒に学ぶことで子どもたちの想像が膨らむコンテンツになると思います。

 

この他にもPOPAPY、Scribblerなど、触れて視て楽しい研究を多数体験することが出来ました。「視る」「触れる」などの情報をこれまである技術や新しい技術を使って、新たなプロダクツが生まれてます。その研究も進み製品化として着実に成果を上げています。このアイディアが世の中にあふれることが新な産業の始まりのように思えます。これからもこのような研究室紹介を続けれることで理科の魅力を伝ていきます。

最後になりましたが、今回ご協力頂きましたKMDの小泉さん、本当にありがとうございました。
今泉さん

【あとがき】
近年MITメディアラボをテレビや雑誌で目にすることも増えてきました。日本でも徐々に情報デザイン、メディアデザインという考え方が浸透しつつあります。メディアデザインの定義は様々あり一言で表すには難しいのですが、「身近な体験(情報)を研究技術を使って形にし、新しく作り上げたものを社会に提案していく」と私は思います。

今回の体験を通して、「○○」×「△△」=「◆◆」という身近にあることの組み合わせに気づくにはたくさんの経験が必要で、この経験をするためには、いろんなものに「興味を持って」「驚く」ことの繰り返しです。新たな発見は案外身近にある生活から生まれます。いろんな事に興味を持ってみるのはいかがでしょうか?

 


最先端研究