Yamaguchi Mini Maker Faire (月イチ理科 vol.0便乗編)

まず、2013年5月より、忙しい大人が楽しむ理科を月イチで行えたらと思い「月イチ理科」を始めました。もちろん理科の領域は幅広い為、ジャンルをあえて絞らず開催していく予定です。
さて、2013年5月28日のvol.0ではd-torsoさんのダンボール工作をする予定でしたが、博多図工室さんより山口情報芸術センター:通称YCAM(ワイカム)が西日本で初めて主催する「Yamaguchi Mini Maker Faire」のお話が聞けるという情報を頂き、「こんな機会は絶対にない!」と思い、場所と内容を変更し参加しましたー。
19時過ぎに参加者が集まりまずは自己紹介。山口情報芸術センターの菅沼さん、澤田さん、坂井さんの自己紹介に始まり、FutureSync vol.3で登壇された福岡のMaker「鹿さん」・ナストマさんこと「CGFMさん」・「古賀製作所の古賀さん」・「大学で講師を務めるヨシカワさん」、3DプリンタのMaker「ホットプロシード湯前さん」など、有名なモノづくりの皆さんと、Makerではないただの理科好きの僕や工業系のご出身である松尾さん、コトが上手い「薄田さん」ももちろんご挨拶、思い思いの素晴らしい自己紹介が続きました。
ここからは山口情報芸術センターのお話。(菅沼さんのお話とネットなどを調べて掲載してます)
そもそもYCAMは、図書館、ホール、美術館などの機能を持った複合施設。波打った屋根が印象的。オープン当初、台風18号の影響で屋根が吹き飛ばされた周囲に散乱したこともあったそうですー。
複製技術からメディアテクノロジーまでを対象に、国内外のアーティストを招聘し、滞在制作をベースに、主にコミッションワークによる新作アートプロダクションの制作・発表を行っています。アート、科学、情報技術の成果を取り入れた領域横断的なクリエーションが特徴で、視覚表現だけでなく、サウンドアートやソフトウェアアートにも重点を置きます。随時YCAM InterLabが協力し、ソフトのプログラム開発・研究およびハードの空間設計を行い、その成果をエデュケーションプログラムにも応用展開しています。
YCAMには、YCAM InterLabという研究開発チームが存在し、国内外の研究者との共同研究も積極的に行い、様々な作品の開発を行っています。ラボを雇用する世界的に見ても類を見ないのも特徴。メディアテクノロジーやアートによりつつも教育のプログラムも充実しています。例えば、参加する子どもたちが中心となりルールやマナーを作り遊び・体験の中から社会を学ぶメディアワークショップ「ケータイ・スパイ大作戦」や、子どもたちの人気も高く2時間待ちの時もあるスピーカーやマイク、LED照明が仕込まれたメディアパビリオン「コロガルパビリオン」など、数多くのコンテンツを有してます。YCAMがスゴイのは、ただ作って子どもたちが体験するだけではなく、子どもたちのニーズを聞き、YCAM InterLabが環境構築できるよう努め、みんなで作っている一体感があるところ。柔軟な発想と対応が施設の人気も高いことが伺える。
2003年のオープンより先進性を持って走っているYCAMが今年で10歳を迎え、その10周年事業「アートと環境の未来・山口YCAM10年記念祭」で、様々なプログラムが予定されております。どれも見に行きたくなる内容ばかり。日程は7月から12月まで、第一期、第二期に分かれており、期間限定の企画もありますー。是非ご覧くださいー。(詳しくは10周年記念祭プログラムをご参照)
今回、10周年事業の一つとして、世界的なD.I.Yの祭典 Yamaguchi Mini Maker Faireが開催されます。西日本初開催ということもあり、日本のみならず世界も注目しています。「つくること」の未来がYCAMに集結することは間違ありません。今回出席された3Dプリンタのメーカーであるホットプロシード湯前さんはMaker conferenceに出展経験有り。とてもハードルが高いようなイメージもありますが、出展申し込みページを拝見すると、自作の作品(ジャンル不問)あれば出展可能と書いてある!自分の作品を世界にアピールできるチャンス!これは見逃すわけにはいけませんね。ということで、みんなで盛り上げていきましょう。(ご興味がある方は、Yamaguchi Mini Maker Faire 出展申し込みをご確認くださいー。出展者の上限も決まっているようですので、お早目に申し込みくださいー)
あまりにも会話が弾み、月イチ理科の要素ゼロ。予定していたd-torsoのペンギン段・豚段を組み立てること無く、vol.0が終わりました。別の機会に作ることにして、今回はYCAMと福岡のMakerの情熱を感じることができたことが一番の収穫。そしてモノづくり一線を越えるべく自分も出展してみようかとワクワクしてます。
TAGS: Yamaguchi Mini Maker Faire・YCAM・モノ・博多図工室・山口情報芸術センター・教育・理科・環境・福岡 | 2013年5月31日